「幼な子らをそのままにしておきなさい。わたしのところに来るのをとめてはならない。天国はこのような者の国である。」現代版の絵画をご紹介します。
フリッツ・フォン・ウーデ(1848〜1911 ドイツの画家)の描いたこの絵は、イエスが現代に存在している設定ですが、イエスと子どもたちの間に、温かいものを感じさせます。
まず、どこに目が行くかは絵を見る人によるでしょうが、すぐにわかるのは、後ろのほうの子どもが裸足ですね。しかも、足が汚れています。しかし、イエスも裸足です。
子どもたちの表情がよくわかり、さまざまな表情をしています。しかし、大人の表情はあまり描かれていなくて、子どもが主役になっています。
この絵の元になった聖書の言葉は、以下のものです。マタイ、マルコ、ルカの3人が記録しています。
13 そのとき、イエスに手をおいて祈っていただくために、人々が幼な子らをみもとに連れてきた。ところが、弟子たちは彼らをたしなめた。
14 するとイエスは言われた、「幼な子らをそのままにしておきなさい。わたしのところに来るのをとめてはならない。天国はこのような者の国である」。
15 そして手を彼らの上においてから、そこを去って行かれた。(マタイ19:13)
13 イエスにさわっていただくために、人々が幼な子らをみもとに連れてきた。ところが、弟子たちは彼らをたしなめた。
14 それを見てイエスは憤り、彼らに言われた、「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。
15 よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない」。
16 そして彼らを抱き、手をその上において祝福された。 (マルコ10:13)
15 イエスにさわっていただくために、人々が幼な子らをみもとに連れてきた。ところが、弟子たちはそれを見て、彼らをたしなめた。
16 するとイエスは幼な子らを呼び寄せて言われた、「幼な子らをわたしのところに来るままにしておきなさい、止めてはならない。神の国はこのような者の国である。
17 よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない」。(ルカ18:15)