ローマ法王フランシスコは、ビッグバンも進化論も神の教えと矛盾しない、と表明した。
(ローマ法王、進化論を支持 - News - 社会・歴史 - The Voice of Russia)
実は、法王が進化論を支持するのは、今に始まったことではない。
「最近発表されたローマ教皇の進化論支持は、何を意味するのか?」から要約しながら、見てみよう。
それほど驚くことではない。法王は科学的だと思われたいし、カトリックの学校では、進化論が教えられている。
過去に、ガリレオの地動説を否定し、ガリレオに有罪判決をくだしたのはカトリックだった。
カトリックは、天動説やアリストテレスの思想など異教の説を取り入れていて、ガリレオの発見はそれらの思想に挑むものだった。
このとき、カトリックは天動説やアリストテレスの思想に、聖書を一致させようとする誤りをおかした。
そして今度は、ダーウィン説に聖書を一致させようとして、過去と同じ間違いをおかしている。
以上の内容は、1996年10月23日、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が進化論を認めたときに、書かれたものだ。
(https://christiananswers.net/japanese/q-aig/aig-c017j.html)
今また、ヨハネ・パウロ二世の時と全く同じことが、法王フランシスコによって表明された。進化論を認めることだ。
元々、カトリックは聖書を文字通りには認めず、法王無謬説(法王は決して間違わない)を唱えている。だから、法王は聖書と進化論は矛盾しないと言うことができる。しかし、進化論は本来、聖書を否定する学説だ。ビッグバンもしかりだ。
過去において、カトリックは聖書を文字通り鎖につなぎ、読めないようにした。今は、誰もが聖書を読めるが、聖書の中に誤謬を混ぜ込むことによって、カトリックは聖書をわからなくしている。聖書を否定する学説と聖書を一致させようとする法王は、聖書を再び鎖につなごうとしている。
アダムが文字どおりエデンの園で、文字どおりに堕落したために、この世に死と苦しみがもたらされることになったのです。だからこそ、キリストが受肉(肉体をとり)し、われわれの罪のために死ななければならなかったのです。(ChristianAnswers.Net
https://christiananswers.net/japanese/q-aig/aig-c017j.html)
これが、聖書が記述している教えであり真理である。
最終時代に、神の戒め(十戒)に従うか拒否するかを、神は人に問われる。十戒の石の板が入った契約の箱がすでに見つかっているが、まだ発掘されていない。将来、十戒が書かれた石の板が取り出され、全世界の人びとは、石の板に書かれた言葉を読むだろう。しかし、法王は神の十戒をも、変えてしまっている。
(契約の箱の石の板に、何が書かれているのか?)
人の説いた学説に従うか、神の言葉すなわち聖書に従うか。われわれは、どちらかの選択を迫られる時代に生きている。
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