佐賀県武雄市。今まで聞いたことがなかった(失礼)が、遅まきながら、県外から利用者が来るほどに、市立図書館が名所になっていることを知った。
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今までの図書館の常識をがらりと変えたところに、武雄市立図書館の魅力がある。
日本経済新聞Web版からまとめてみた。
なんと、閲覧スペースにカフェが。スターバックスが入っている。コーヒーや軽食をとりながら図書を読むことも出来る。飲食持込禁止、私語禁止が図書館の常識だから、それをくつがえす試みだ。
このような仕組みの利点はこうだ。小さい子ども連れでもOK。声を出して読み聞かせしても、子どもがおしゃべりしても大丈夫。
図書館で待ち合わせ、なんてこともできるし、グループで図書を探しながら調べものもできる。小声でもテーマについて話し合っていたら、普通の図書館なら注意される。
開館時間も午後9時まで、無線ランでインターネット接続もしているので、仕事帰りに立ち寄ってパソコンで調べものしながら、新聞雑誌に目を通し、一杯のコーヒーも飲める。勉強する勤め人にとっては、街のスターバックス店へ行くよりも何倍も利用価値がある。
ただ一つの問題点は、一人静かに読書や調べものをしたいひとにとって、ざわざわした音が気にならないか?の点だ。1階奥や2階閲覧室に静かなスペースは用意されているが、今後入館者が増えると音が課題となるかもしれない。
この革命的図書館を可能にしたのは、民間委託にしたからだ。書店TSUTAYAのコーナーでは、新刊本や雑誌など購入することができる。販売用書籍は3万冊とかなりの冊数。図書館の開架図書は20万冊。
近くにあれば、行ってみたい図書館である。
詳しい情報や図書館内の写真などは、日本経済新聞Web版をどうぞ。
革命的図書館の仕掛け人は武雄市市長。詳しくは
『沸騰!図書館』に描かれた自治体の闘い 東洋経済ONLINE
沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (ワンテーマ21) | ||||
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