マタイ24章は、世の終わりとキリストの再臨を預言している。この預言は時系列で進んでいく。
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【「どうぞお話しください。いつ、そんなことが起るのでしょうか。あなたがまたおいでになる時や、世の終りには、どんな前兆がありますか」】
イエスが再臨なさるとき、と、世の終わり、を弟子たちは並べて質問した。
弟子たちの質問に答えて、イエスは預言した。
惑わし
【「人に惑わされないように気をつけなさい。 5多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。」】
人に惑わされるな。という注意だ。
ところで、イエスの名を名乗るとはどういうことか?
神の名とは?
神の名とは、神の品性(属性、品格)を表す。
ならば、イエスの名を名乗るとは、イエスの品性をまとって偽キリストは現れる。本当のイエスと見分けがつかないようなありさまで現れる。
参考:神の名=主の名 聖書では神のことを主と表す。
出エジプト記34:5〜7
【5ときに主は雲の中にあって下り、彼と共にそこに立って主の名を宣べられた。
主は彼の前を過ぎて宣べられた。「主、主、あわれみあり、恵みあり、怒ることおそく、いつくしみと、まこととの豊かなる神、
いつくしみを千代までも施し、悪と、とがと、罪とをゆるす者、しかし、罰すべき者をば決してゆるさず、父の罪を子に報い、子の子に報いて、三、四代におよぼす者」。】
各国の政治、戦争のうわさ
国は国に対して立ち上がるとき、うわさが現実となる。
【「また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。
民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。」】
全世界的に起こる災害は、まだ生みの苦しみ
【「またあちこちに、ききんが起り、(pestilences=疫病が欽定訳には追加されている)また地震があるであろう。
しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。 」】
全世界に起こる災害が、なぜ生みの苦しみなのか?
災害は、世界のすべての人に平等に臨む。しかし、その後に本物の苦しみが来るからだ。
苦しみに合わせるのは誰か?
【「そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。 」】
Then shall they deliver you up to be afflicted, and shall kill you: and ye shall be hated of all nations for my name's sake.
欽定訳では、人々は彼らとなっている。彼らとは誰を指すか?諸国の人々、全世界的な災害に合った人々を指す。
苦しみに合うのは、神の民と称する人々だ。ここから、宗教的争闘となる。
宗教的闘争=迫害
あなたがたとは、キリストの弟子、キリストの品性を持つ者、神の民と称する人々のこと。
だから、迫害される。このときには、全世界は宗教が一つになっている。偽キリストによって、宗教と国々の政治がひとつになっている。このときには、新世界秩序が出来上がっている。
だから、イエスに倣い、従うものは、全ての民に憎まれる。自然災害を神の民のせいにする。これは、宗教的闘争だ。
参考:列王記上18:17 アハブはエリヤに対しイスラエルを悩ます者よ、と言った。
エリアとは誰か?
エリアは神の民を代表する。世の終わりにもエリアが現れる。マラキ4:5
主の大いなる恐るべき日=キリスト再臨の前に、神は預言者エリアをつかわす。
エリアはイスラエルの罪を責めた。バプテスマのヨハネは悔い改めよと言って、イエスの初臨に備えるエリアだった。最後のエリアは、イエスの再臨に備えさせる人々がエリアの役割を果たす。
最後のエリアのメッセージは、神をおそれ神に栄光を帰せよ。黙示録14:6,7
【わたしは、もうひとりの御使が中空を飛ぶのを見た。彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて、
大声で言った、「神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め」。】
三人の天使が叫ぶメッセージは、最後のエリアが叫ぶメッセージだ。
神の民と称する人々がつまずき、惑わされる
【そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう。
また多くのにせ預言者が起って、多くの人を惑わすであろう。
また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。
しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。】
神の民の多くがつまずき、偽預言者は神の民の多くを惑わす。
不法=神の律法が疎んじられること。神の律法(十戒)の第4条:安息日が最も疎んじられる。安息日は神と神の民のあいだのしるし=sign。
不法の万延は愛が冷える結果になる。神の律法を愛すると、愛は熱くなる。
参考:しるし=sign、証印=seal ロマ4:11
最後まで耐え忍ぶものは救われる
迫害に耐え忍ぶなら、神は救出してくださり、キリストの再臨を迎えることが出来る。
マタイ24章のイエスの預言は時系列で進んでいる。今まで明確でなかった部分がよくわかるように、以下の動画で解説している。関心のある方はご覧ください。
元情報の動画は、「わたしの名のゆえに」サンライズミニストリー
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