2013年09月01日

カトリックと米国が手をつないで日曜休業令を発布する

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最終時代に、カトリックと米国が手をつないで日曜休業令を発布する。黙示録の預言を読んでみる。(今回の投稿は長文です。)


黙示録13章には、主役となる2つの獣が登場する。ヒョウに似た獣と小羊のような角を持つ獣だ。これらの獣は何を表すのか?

ヒョウに似た獣
【1わたしはまた、一匹の獣が海から上って来るのを見た。それには角が十本、頭が七つあり、それらの角には十の冠があって、頭には神を汚す名がついていた。
2わたしの見たこの獣はひょうに似ており、その足はくまの足のようで、その口はししの口のようであった。(黙示録13章)】

ひょうに似たけものは海から上がってくる
海=水はあらゆる民族、国民、国語(黙示録17:15)だ。したがって、海から上がってくるとは、多くの国々との抗争から生じた国だ。

実は、ひょうに似たけものはダニエル書の第4の獣と同じだ。ダニエルの第4番の国はローマ帝国だった。ローマ帝国は、やがて宗教権力であるローマカトリックへと変わっていく。だから、ヒョウに似た獣は、宗教権力であるカトリック、法王権力といえる。

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さらに黙示録を読み進めると、黙示録17章の女の乗っている獣は角が10本頭が七つある。ヒョウに似た獣とまったく同じ獣だということがわかる。

10の角は10の国ということがダニエル書からわかっていた。
では、7つの頭とは何か?黙示録18:9には、7つの頭は7つの山とある。これはすなわちローマ法王を指している。歴代法王のことだ。

【 3その頭の一つが、死ぬほどの傷を受けたが、その致命的な傷もなおってしまった。】
頭のひとつが致命的な傷を受けたというのは、法王が失墜したことを指す。
歴史上ローマ法王は1度失墜した。
しかし、こんにち見るように再び復権している。

小羊のような角を持つ獣
次の主役の獣は、小羊の角を持つ獣だ。
【 11わたしはまた、ほかの獣が地から上って来るのを見た。それには小羊のような角が二つあって、龍のように物を言った。
12そして、先の獣の持つすべての権力をその前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷がいやされた先の獣を拝ませた。】

小羊の角の獣は地から上がってくる。
国々の抗争から生れたのではなく平和のうちに生じた国。清教徒がイギリスからのがれ新大陸に創った国。アメリカ合衆国だ。これ以外に当てはまる国は存在しない。小羊のような角とは清教徒を指す。しかし、龍のように物を言うようになる。今やアメリカは清教徒の国ではない。

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この小羊の角の獣の役割は、先の獣すなわちカトリック法王権力を働かせ、法王を拝ませる。この預言の言葉はまだ成就していないが、これから起こる大事件だ。そんな馬鹿な!と思うだろうか。

【14さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、かつ、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じた。】

獣の像を造ることを命じたとは何のことか?獣の像とはなんだろうか?

小羊の角を持つ獣が、獣の像を造ることを命じるという。アメリカ合衆国が法王を拝ませ、さらに獣の像を造るというのは何か?

ダニエル書の第4の獣
ここで、ダニエル書の第4の獣を振り返って見る必要がある。第4の獣は時と律法を変えるというのだ。第4の獣はすなわちローマであり、後にはローマカトリックである。

【25彼は、いと高き者に敵して言葉を出し、かつ、いと高き者の聖徒を悩ます。彼はまた時と律法とを変えようと望む。】

カトリックが時と律法を変えただろうか?そのとおり。神の十戒の第4条を変更したのは、ほかならぬカトリックである。十戒の第4条は以下のようだ。

8安息日を覚えて、これを聖とせよ。
9六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。
10七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。
11主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。 (出エジプト記)


十戒の第4条には神が地球を創ったこと、それゆえに神が主権を持っておられることを明らかにしている。

カトリックがどのように十戒を変更したのか、ウィキペディアから簡単な10の戒めの比較を引用する。

本来の十戒
   1.主が唯一の神であること
2.偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
3.神の名を徒らに取り上げてはならないこと
4.安息日を守ること
5.父母を敬うこと
6.殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)
7.姦淫をしてはいけないこと
8.盗んではいけないこと
9.偽証してはいけないこと(嘘を言ってはならない)
10.隣人の家をむさぼってはいけないこと


変更された十戒
1.わたしのほかに神があってはならない。
2.あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
3.主の日を心にとどめ、これを聖とせよ。
4.あなたの父母を敬え。
5.殺してはならない。
6.姦淫してはならない。
7.盗んではならない。
8.隣人に関して偽証してはならない。
9.隣人の妻を欲してはならない。
10.隣人の財産を欲してはならない。

カトリックの十戒には安息日の項目がない。法王が安息日を廃止し、日曜日を礼拝の日と定めた。これが歴史の事実だ。

獣が変えたのは安息日だ。土曜から日曜に変えた。安息日は土曜日だというのはここでは検証しないが、安息日は土曜日なのである。法王は土曜日安息日を廃止して日曜日を礼拝の日と定めた。時と律法を変えたのだった。

真の神の民は土曜日を安息日として守ってきた。安息日は神の存在と主権を明らかにする。
主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。

こうして、見てくると、獣の像とは日曜日ということになる。日曜日を安息日として守るように強制するのが、獣の像だ。
先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じるとは、法律で日曜安息日を守るよう強制することだ。この法律を発布し施行するのが、小羊のような角をもつ国すなわちアメリカ合衆国の役割だ。

さらに、黙示録を読み進むと、教会が全世界的に影響を及ぼすことが預言されている。

【 3御使は、わたしを御霊に感じたまま、荒野へ連れて行った。わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。】

女が赤い獣に乗っている。その獣は七つの頭と十の角がある。これは、今まで見てきた獣、ヒョウのような獣と同じだ。
女は教会を表す。(黙12:13〜17)女は荒野にいる!荒野は女すなわち教会が逃れた場所だ。

【6女は荒野へ逃げて行った。そこには、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように、神の用意された場所があった。 (黙示録12:6)】

この女は1260日間(1260年間)神が養った教会だ。つまり、1260年のローマ法王権力による迫害から逃れた教会、すなわち初代キリスト教の純粋さを持つ教会のことだ。
黙示録を記録したヨハネは、幻のうちにこの女を見せられたとき、非常に驚きあやしんだと書いている。

【 6わたしは、この女が聖徒の血とイエスの証人の血に酔いしれているのを見た。この女を見た時、わたしは非常に驚きあやしんだ。】

なぜ驚きあやしんだか。
純粋な教会であった女が、聖徒すなわち真の神の民を迫害していたからだ。すなわち、初代教会の純粋さを持っていた教会はカトリックに抗議したプロテスタントだ。(より精確にはプロテスタントの精神)しかし、プロテスタントはカトリックと手をつなぐことによって、神に対抗する教会、反キリストの教会、神の戒めをないがしろにする教会となる。そして、真の神の民を迫害するようになる。

この女は多くの水の上に座っている。水はあらゆる民族、群衆、国民、国語と書かれている。(黙示録17:15)だから、この女の影響力は全世界的なものといえる。

この闘いは宗教的なものだということを覚えておきたい。真の神を信ずるもの=神の民=神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者。と表現されている。神の民に対して闘いを挑むのは(黙12:17)サタンだ。

【17龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。 】

最終時代の宗教的闘いは「神の戒めを守る」が闘いの争点となる。神の戒めを破ったのは誰か?これまで見てきたように、カトリックが十戒の第4条を変更した。カトリックの十戒は変更されている。神を汚すというのはこのことを指している。神の律法を勝手に変えたのが法王だ。

だから、神の戒めを守るか否か、神の安息日を守るか破るかに争いのポイントがある。

やがて、米国で日曜休業の法律が出されるだろう。


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聖書の十戒(完全版)


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