
アフリカのニジェールで、仏ウラン加工施設が爆弾攻撃を受けた。イスラム武装勢力が犯行声明を出した。
犯行声明を出したのは、隣国マリのイスラム武装勢力「西アフリカ統一聖戦運動(Movement for Oneness and Jihad in West Africa、MUJAO)」。
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ニジェールの隣の国は「マリ」。仏軍が軍事介入したところだ。そしてニジェールは、仏(フランス)の原子力発電政策に重要な役割を担っている。
実はアフリカ北西部は、フランスの植民地だったのだ。ニジェール、マリ、その北部のチュニジア、アルジェリア、モロッコはすべてフランス領だった。地図を見ると、アフリカ北西部の北にはフランスがあるではないか。(google地図で見えないときは、上のほうへスライドする)
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ニジェールとマリは、チュニジア、アルジェリア、モロッコから続くフランスのアフリカ横断政策の通り道。下の地図の薄いピンクの部分はフランス領だ。フランセの文字も見える。ニジェールの正式名称はRépublique du Niger(レピュブリク・デュ・ニジェール)、フランス語なのだ。
地図は【国際】【世界史】フランスとアフリカ【地理】 : 森下一成的思潮 教養試験対策Blogより引用させて頂きました。大きな地図を見るには上記リンクから。

鉱業の主力であるウランは確認できるだけで世界第3位の埋蔵量を誇る。日本もニジェールからウランを輸入している。
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