クリスマスが近づいて、どこもクリスマスツリーが飾られている。キリストの誕生を預言した言葉が旧約聖書にある。何回かに分けて、キリストに関する預言の考察をしたい。
一番精確で、信頼性のおける預言研究はSDAの伝統的預言研究だ。計算の基準になる年がわかれば、現代にいたるまでの預言の計算が可能だ。
SDAの預言計算によると、アルタシャスタ王による「エルサレムを立て直せ」という命令が出たのは、BC457年。
ところが、エルサレム再建令の出た、アルタシャスタ王の治世七年はBC459年かBC458年だ。ここに少しズレがある。
アルタシャスタ王は別名アルタクセルクセス1世でペルシャの王だ。ブリタニカオンラインではBC465年に即位したとなっている。( 紀元前 465年から425年在位 )

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信頼できそうなサイトによれば、アルタシャスタ王の七年はBC459年になっている。この2年のズレはどこから来ているのか、調べてみたがついにわからないまま終わった。2年、少なくて1年のずれが見られる。このズレは、恐らく暦の換算法によるものかもしれない。
現在使われているのはグレゴリオ暦だが、預言が語られたのは、ペルシャ帝国の時代だ。ペルシャ歴とヘブライ歴が使われていたようだ。両者は新年の始まりがそれぞれ異なる。さらに、1ヶ月の日数が異なる。それ故、当時の暦をグレゴリオ暦に換算するにあたりズレが生じると思われる。
このズレは今回、解明できなかったので棚上げしておき、次回から、SDAの伝統的な計算法をご紹介する。
ブログ内の関連記事:過去において、ぴたりと当たった預言の計算方法 http://signsoftimes.seesaa.net/article/258902059.html
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