過去において、ぴたりと当たった預言の計算方法。
預言の計算方法にはルールがある。
1.1日を1年と数える。(民数記 14:34、エゼキエル4:6)
2.聖書は聖書で解釈する。言い伝えなどは利用しない。
終わりの時をしめす預言
2300の夕と朝の間である。そして聖所は清められてその正しい状態に復する。
しかし、この預言にはいつから2300日なのか、起算点が示されていない。
預言計算の起算点
あなたの民と、あなたの聖なる町については、70週が定められています。・ ・ ・ ・エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシヤなるひとりの君が来るまで、7週と62週ある。
7週と62週すなわち、69週、つまり483年ある(69週x7日=483日=483年)。
この70週の起算点と2300日の起算点は同じである。70週が定められている、という意味は、「切り取られる」の意味。だから、両方の起算点は同じと考えられるからだ。
エルサレムを建て直せという命令
アルタシャスタ王のエルサレム再建の勅令は、紀元前457年の秋に実施された。その時から483年がたつと、紀元27年の秋になる。

Come Follow Me / auntjojo
「メシア=キリストが来る」預言は成就した
「メシヤ」とは、「油を注がれた者」という意味である。キリストは、紀元27年の秋、ヨハネからバプテスマを受け、宣教を開始した。その時、この預言は成就した。
エルサレムを建て直せという命令は、エズラ記7章に記されている。紀元前457年に、ペルシャ王アルタシャスタによって、最も完全な形で発布された。
紀元前457年が預言の計算のスタートになる。
メシアなる君とはキリストのことで、紀元27年にキリストは宣教を開始した。(紀元前とはBefore Christキリスト以前の意だが、キリスト誕生は西暦1年ではなく、少しのズレがある)
キリストの十字架は犠牲と供え物(儀式)を廃した
「彼はその週の半ばに、犠牲と供え物とを廃するでしょう」
紀元31年、救い主は、そのバプテスマから3年半の後に十字架にかかられた。
ユダヤ人のために特に定められた70週、すなわち490年は、これまで見てきたように、紀元34年で終わった。

Come Unto Me / Sue H J Hasker
(続く)
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ラベル:預言の計算